ドッグスクール小野(犬の訓練所) 愛犬は良きパートナー
・・・子犬の時期の大切さ・・・

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※我が家に待望の子犬がやってきた!
ヨチヨチとまるでゼンマイ仕掛けの「ぬいぐるみ」。そして愛くるしい瞳で見つめる新しい家族に、皆”心ウキウキ”でしょう。
ところが数日また数日と経つにつれ、「トイレはどこでも・家具を壊す・うるさく吠える・噛み付く・・・etc.」
これでは折角家族の一員になった(愛犬)が、天使の顔をした悪魔に見えるとも限りません。
この大事な時期は、”アッ・・・”と言う間に過ぎてしまいます。この大事な時期を逃してしまい、「権勢症候群」にならない様にしたいものです。

※しつけの必要性
犬は群れで生活する動物です。群れ(家族)の中でその構成メンバーの序列に関心を持ち、数ヶ月過ぎる頃からそのリーダーになろうと潜在的に考えるようになります。
犬が人より立場が上である場合、自分(犬)の思う様に事が運ばないと不満を抱き、そのストレスから色々な問題を引き起こします。
正しい”しつけ”によって犬との親和(心の絆)が深まり、一層の可愛さを感じる様になる事でしょう。

※飼い主の考え
”しつけ”は「犬をどう変えるか」より「飼い主がどう変わるか」からが始まりです。
犬も人と同じ様に「十犬十色」です。 この方法が完璧と思わない事です。その犬の(年齢・性別・大きさ・飼育場所・性格・・・)等、総合的に判断して行うことが大切です。

※望ましい性格の犬を作ろう 
 タッチング(犬の全身を規則正しく撫でる)
 グルーミング(人の優位性が明確になる)
 意図的な操作と拘束(服従の姿勢)
◎ リーダーの第一優先権
◎ 犬の優位行動の矯正

※犬の注目度
頭の良い犬ほど”問題”を引き起こす場合があります。それは「どの行動が最も自分に注目してくれるか」敏感に見極めることが出来、悪いことにその注目度は「良い」ことより「悪い」ことの方が大きい様です。ですから飼い主は、その犬を扱えるだけの「技術と知識」が必要なのです。

※子犬時期の大切さ
人の世界ではわずか数ヶ月でも、犬の世界では数年になります。
この時期をただ甘やかすのではなく、正しい”しつけ”によってさらに可愛い家族に育てる事こそ大切なのです。
また子犬の時期、伝染病に注意するあまり、全く外界の刺激を与えていない飼育者もおられるようです。これでは社交性も身に付かず、怖がりな犬を作ってしまう恐れもあります。
抱っこしただけでも結構ですから、外の世界を見せる事も大事なしつけの一つです。

犬は大事な「家族の一員」です。そう考えると教育も必要ですし、不幸な犬達も減るはずです。
「可愛がる」ことと「甘やかす」ことの違いを認識し、冷静な態度で接しましょう。
最近は犬の行動心理を上手に利用した躾の本などが多数出版されています。しかしそれを使う飼い主の気持ちや態度がしっかりしていないと何にもなりません。犬の性格によってはとても素晴らしい方法でも逆効果を生じさせる事になるやも知れません。愛犬の性格はお近くの訓練士によって判断されるのが宜しいかと思います。
“愛犬良きパートナーに!”から一歩進んで“愛犬良きパートナー!”になる事を希望します。