ドッグスクール小野(犬の訓練所)  メール質問箱
愛犬相談Q&Aコーナー(No.006)


ドッグスクール小野ホーム > メール質問箱 > 愛犬Q&A > セラピー犬のアドバイスを頂けませんか?

質問 (東京 ; マロ&クロのママ)

(マロ;ウエルシュ・コーギー ♂ 1歳)
マロンがボランティア活動のセラピー犬として活動を始めます。
老人ホームへ可愛がってもらいに行ってきます。いいこでいられるかな〜!
先生、何かアドバイスいただけませんか?
アドバイス

マロン君がボランティアとして、老人ホームに行かれるそうですネ・・・・・大変すばらしいことです。
以前からするとセラピードッグとして色々なボランティア活動をする犬達が増えてきました。
セラピー犬の注意点はその専門の方にお聞きするのが最善だと思いますが、私なりにあれこれ考えてみました。参考程度に読んでください。

まず第一に考えることは、その犬の健康だと思います。
ワクチン摂取は当然のことで、寄生虫の駆虫、被毛の手入れ、その時の便の状態など健康面には最善の注意を払っておいた方が良いでしょう。セラピーを始める前に多分(プレミーティング)をされると思います。

例えば「この方はこちらの手が悪いので、こちら側に犬を置いてください。 手の運動をさせる為に、この犬は台に載せてください。 〜の為、〜して下さい。」こんな、細かな指示があると思います。
部屋に入れる前には、排便は必ずさせておきます。また、いやがる犬を無理矢理引っ張り込むのはいけません。 何事にも決して無理をしないことです。 
ハンドラー(マロ&クロのママ)は常に自分の犬の精神状態を把握してください。あがったりして自分だけしか見えない様な状態ではマロの観察は出来ません。

老人ホーム内は兎角静かで今まで過ごしてきた環境とまったく違う場所です。その為、マロが不安な気持ちを抱き我慢をし、ハーハーと息苦しくなったり、老人に背を向けママを見たり、そんなシグナルを見落とさない事です。また、元気があるからといってショックを掛けたりしないことです。

老人はひとときの安らぎで犬と接している訳ですから、ショックをしたり体罰したりなどは老人に対して悪い影響を与えると思います。訓練競技会ではありませんので、多少のやんちゃは・・・・・!
だからチョークチェーンはイケナイと思います。マロ君の大好きなオモチャやおやつを持って行くのも良いかと思います。ストレスと感じたらそれで遊んだり、外に連れ出すのも良いと思います。この指示はそのボランティアのリーダーが出されるでしょう。
他の犬との接触も注意されて下さい。マロの体が震えたりしたら、過度のストレスです。注意しましょう。
もし、上手くいく自信がなかったらマロは入れず、御自分だけ見学と言う判断も必要だと思います。

タオル(大小)1枚づつは最低必要でしょう。膝の上に乗せたり、ヨダレを拭いたり・・・忘れずに・・・
水と食器も用意されてた方が良いでしょう。
後は管理者に御相談されてください。良きアドバイスが返ってくるでしょう。
最後にボランティア精神を発揮されました「マロ&クロのママ」に拍手です・・・・・・・・・・・・・・・!!!