ドッグスクール小野(犬の訓練所)  メール質問箱
愛犬Q&Aコーナー(No.010)


ドッグスクール小野ホーム > メール質問箱 > 愛犬Q&A > イエローとブラックのラブ間に何故斑の色が生まれないの?

チョコレート色についても追加しました。(下段)
質問;(りんごさん)"00.4.6

今日はどうしても聞きたいことがあってメールしました。
我が家では雑種のオス(エル)を飼っています。エルがもうすぐ3歳になるので、もう一匹ラブラドール・レトリバーを飼おうと思っています。
それで最近ラブの事を色々勉強しようと思い、ラブのホームページを見たり、本や雑誌を読んだりしながらラブについての知識を増やしています。そこで一つの疑問が出たのです。

母犬が白色で父犬が黒色の両親の間に、どうしてまだらな色の犬が生まれたりしないのですか?
私が見たホームページでは、そんな色あわせの両親から10匹の子犬が生まれていて、ブラックが4匹残りの子犬はイエローでした。私の中では、この事が不思議でなりません。
今飼っているエルもチワワとテリアのMixなのですが、どっちの特徴も入っている感じです。
色といい毛質といい・・・。 それと、ある雑誌ではイエローとチョコの両親の間にブラックの子犬が生まれていました。ホント不思議でなりません。 もしどうしてだか分かれば教えてください。
お答え

「毛色の遺伝」は専門外ですが、色々調べて
みました。納得いく結果は出ませんでしたが、 
分かる範囲でお答えします。
今後も調べて訂正や追加を随時掲載します。

                         ※ 右表の略号

                          B ; ブラック(黒)
                          Y ; イエロー(白)
↓♀  →
 ♂
BB(黒) BY(黒) YY(白)
BB(黒) BB(黒) BB(黒)
BY(黒)
BY(黒)
BY(黒) BB(黒)
BY(黒)
BB(黒)
BY(黒)
YY(白)
BY(黒)
YY(白)
YY(白) BY(黒) BY(黒)
YY(白)
YY(白)
ラブラドール・レトリーバーの毛色は「イエロー;ブラック;チョコ」と3種類あります。
上記表はその内のブラックとイエローの遺伝について表しています。チョコは調べが付き次第追加します。
まず、まだらの色が出ない件ですが、ラブラドールは各世代が前世代と同じ形質を維持した純系(純血)
です。何代にもわたり同じ犬種として確立しているわけです。そして、色は優性遺伝(優性形質)と
劣性遺伝(劣性形質)とに完全に分かれます。その為、その分離や組換えによりどちらかの毛色に
なります。ラブラドールの場合はブラック色が優性になります。
上記の表からもわかる様に、ブラックの色でもイエローの遺伝が組み込まれている場合、ブラック同士
でも低い確率でイエローが生まれたりします。人の血液型を考えてみればお分かりになると思います。
「りんごさん」の飼育されているエルちゃんはチワワとテリアのMixです。つまり同じ犬種として確立
していないのでどちらの特徴も入っていて当然です。

(参考)「メンデルの遺伝の法則」
[メンデルの第一の法則]=[分離の法則]
片方の親がその子孫に二つの形質のうち一つのみを伝え、その形質は他の親の一つの形質とのみ
融合する。
(Aを優性;aを劣性;Aaは両者が合体している雑種の形態を示しているとした時)
A+2Aa+aとなる。

[メンデルの第二の法則]=[独立の法則]
形質は、お互いに独立して分離し、組み合わされる。

※的を得ていないかも知れませんが、今後も調べてみます。
その後の調べでラブラドールの毛色について分かりました事を追加いたします。("00.11.15)

ラブラドールの毛色の遺伝子タイプは以下の9に区分されます。
なおタイプは(BB bb YY yy)で表示するものとします。

 ”b”はチョコレートの色素:”y”はイエローの色素を持っていることを示します。
 ”B”はチョコレートの色素を持っていないことを、”Y”はイエローの色素を持っていないことを示します。

上記の記号の組み合わせにより、次のように毛色が現れます。

  ”yy”を持っている場合 ⇒ イエロー
  ”bb”を持っている場合 ⇒ チョコレート
  ”bb”または”yy”を持っていない場合は、ブラックになります。

下段に簡単な表にしてまとめてみました。
タイプの組み合わせ
yy → イエロー bb → チョコレート BB → ブラック
Bb → ブラック BY → ブラック By → ブラック
YY → ブラック Yy → ブラック Yb → ブラック
最近、当所にて繁殖しましたラブラドール(両親ともブラック)からチョコレート色の子犬が産まれました。
  上記の表から推察しますと、両親とも”Bb”か”Yb”のタイプではないかと思います。
  つまり”yy”もしくは”bb”以外の組み合わせは、ブラックの毛色になると言うことです。

※ 上記説明に不足がある場合や間違った解説をしている場合は、さらに訂正いたします。
次のURLに毛色による交配チャートがあります。(リンク不可の場合はお知らせください。)
【毛色の遺伝について】